11/6(木)京都駅前セミナー~非線形現象の数理を考える~で講演をします。
私の話は16:00-18:00です。14:00からは福井大の田中ダンさんが講演されるそうです。参加者の方々が非線形系の人々なので、定量的な研究を数理的側面から見る話をしようかと思います。
- 時間:16:00-18:00
- 場所:キャンパスプラザ京都 6階第7講習室
- ULR:http://www.sigmath.es.osaka-u.ac.jp/kame-lab/KES.html
タイトル:定量生物学と理論生物学:慨日リズムの摂動応答性を例に
近年、システムバイオロジーに代表されるような、従来の分子生物学的方法論を補完する新しい生命科学の方向性を模索する試みが行われてきた。このような試行錯誤的な試みの結果、最近具体的な方法論の1つとして、「定量的なデータに基づいた生命科学」がボトムアップに国内外を問わず立ちあがってきている。特に、定量的なデータを介することによって、システムバイオロジーにおいても強調されてきた実験的な研究と理論的な研究の融合が現実的に実現可能であることが分かってきている。
本講演ではまず、このような定量的なデータに基づく研究の例として、我々が最近行った慨日リズムのSingularity現象(慨日リズムの停止現象)のメカニズムを細胞レベルで解明した研究などを紹介する。
この研究は、定量的データを介して、いかに理論と実験とか有機的に結合可能であるか?を例示しているため、実験・理論融合研究の方向性を考える上でのよいたたき台になると考えられる。
そしてこの我々の研究や他の研究者による代表的な研究を具体例として、定量的なデータを活用した生物学の今後の展開と必須技術、そして理論生物学との関連について議論したい。
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