第19回 日本数理生物学会年会で企画シンポジウムを行いました

企画趣旨

近年の実験技術の進歩は、これまで難しかった細胞・発生生物学における定量的な測定を可能にしてきた。このような実験における革新に呼応した新たな理論生物学を模索する必要があり、実際、 実験から理論への期待も高まりつつあるが、その方向性は未だ定まっていない。本シンポジウムでは、具体的なデータや系を扱っている理論家や、理論的手法を取り入れている実験家を様々な分野(生物・物理・情報・工学)から多角的に集め、現代の細胞・発生生物学における理論研究の今後のあり方を模索する。

第一部:細胞・発生の時間変動現象 (9:30-12:00)

  1. 伊藤浩史(お茶の水女子大学) :「試験管内の体内時計を光・温度刺激に同調させる」
  2. 黒澤元(理化学研究所) :「摂動応答から時計システムの構造を予測する」
  3. 小林徹也(東京大学) :「集団概日リズム振動の光摂動への応答現象~定量的なデータとモデルを組み合わせる~」
  4. 藤本仰一(大阪大学) :「詳細モデルと抽象モデルの相互作用 - 社会性アメーバの密度依存集団振動」

第二部:細胞・発生における制御と力学 (15:00-18:00)

  1. 石原秀至(東京大学) :「上皮組織を用いた細胞集団内の力学場の推定」
  2. 木村暁(国立遺伝学研究所) :「細胞建築の力学的理解をめざして~線虫 C. elegans 初期胚を用いた紡錘体伸長の解析~」
  3. 京田耕司(理化学研究所) :「線虫 C. elegans 初期胚の細胞分裂ダイナミクスの定量解析」
  4. 若本祐一(東京大学) :「パーシスタンス現象の 1 細胞計測」
  5. 和田浩史(京都大学) :「Working with elastic filaments: Some examples」

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